小学生の英語学習は本当に必要?
2024/07/24
みなさん,こんにちは
リンガ・ランゲージ・スタジオ札幌の山田です.
リンガ・ランゲージ・スタジオは基本的に小学生対象のクラスを設けておりませんが,稀に小学生クラスについてお問合せをいただくことがあります.
小学校での英語授業は始まっているのに,なぜクラスの設定がないのか?
正しい方法で学習できるのなら開始の時期は早くなくても良いし,私の経験的にはむしろ時期を待った方が結果が良い場合を多く見てきたからです.
そうは言っても,言語の学習は早ければ早い程良いと考える親御さんも多いかもしれませんね.
今日は小学生から英語を学習することについての,メリットとデメリットについて考えてみましょう.
まずはメリットについて.
1. 語学能力の向上
小学生のうちから英語を学ぶことで,言語能力が自然に伸びやすくなる場合があります.特にリスニングとスピーキング能力が早いうちから育成される可能性があります.
2. 認知能力の発展
多言語を学ぶことは,脳の発達に良い影響を与えるとされています.
3. 国際的な競争力
英語は国際的なビジネスや学術の世界で広く使われており,将来的なキャリアや留学の機会において有利になることがあります.この点を考慮して早期教育を始められる方も多いかと思います.
4. 文化的理解の促進
英語を学ぶことで,英語圏の文化や社会に対する異文化理解や国際理解が促進される可能性があります.
5. 学問的な恩恵
英語で書かれた多くの情報や文学作品にアクセスできるようになり,知識の幅が広がることがあります.
続いてデメリットについても考えてみましょう.
1. 負担とストレス
小学生のうちは学業や遊びに忙しい時期ですね.英語学習が追加の負担となり、ストレスを感じることがあると中学生になる頃には英語嫌いになってしまっている場合も少なくありません.
2. 母国語の影響
言語習得は認知能力の基盤となります。言語を理解し、生成することで、思考や記憶、問題解決能力が育まれます。言語を通じて情報を処理し、新しい概念や規則を理解する能力が向上しきっていない小学生の時期に母国語以外での理解を求めるのは効果があるのか疑問です.
3. 効果の見極め
幼少期に英語を学んでも、その後の継続的な学習や使用がなければ効果が薄れる可能性があります.実際,幼少期から英語を学んでいるにもかかわらず文法がメチャクチャだったり,単語はよく知っているけれど筋の通った会話となると困難を示す生徒さんも少なくありません.日常的に使用する必要のないものを力技で記憶しておくのはストレスとなる場合もあるかと思います.しっかりとした教育計画や正しく学習できる環境が必要です.
4. 文化的衝突
特に検定教科書などの内容やスタイルが生徒児童自身の文化や教育方針と合わない場合、文化的な衝突が生じることがあります.
以上のように、小学生から英語を学習することには多くの利点はありますが,いずれも中学生以降から学習を始めても遅くはないことばかりです.利点である要素を利点のままにするには適切なサポートとバランスが重要です.
リンガの英語は,母国語の影響を受ける認知能力が十分に発達をして自分で考えることができるようになってから始めても母国語を習得するかのように身につけることができるのが特徴です.
この夏,小学生対象の体験講座を用意しております.
中学生になって本格的に学習を始める際に参考としていただけたら嬉しいです.
是非,お気軽に参加してみてくださいね!
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